シャキシャキ感はキャベツの命 トンカツなど、肉料理の付け合わせといえばキャベツの千切り。 ところが千切りにしたキャベツは、切り口から水分がどんどん飛んでしまい、切り口が乾いて茶色っぽくなり、傷んでしなしなになってしまう。 そこでキャベツの千切りは、切ったらすぐに水にさらす。こうするとキャベツが水分を吸って膨らみ、よりシャキシャキする。 1個丸ごと千切りにするならともかく、そうでなければ葉を外側から1枚1枚、はがして使うようにする。4、5枚重ねてふっくらと丸め、軽く押さえるようにして千切りにする。 キャベツにはビタミンCが豊富に含まれており、その葉3枚ほどで、1日分のビタミンCがれるこいわれる。特に芯の部分は多く含まれるので切り取 らず、葉の部分と同じ厚みになるよう、盛り上がった部分を削り取る。 削り取った芯の部分も薄くスライスするなどして捨てずに利用したい。ただしビタミンCは熱に弱く水に溶けやすいという性質があるので、水にさらす時間は短めに、5、6分程度とどめること。
キャベツの千切りを水にさらす意味あるの?さらす時間や水切り・保存のポイント
監修:
キャベツの千切りは、食卓への登場頻度が高いわりに、うまく切ることができない、食感がいまいちなど、イメージ通りに仕上がらないという方も多いのでは。実は、切る際と切った後に「あるポイント」を押さえれば、簡単にプロの仕上がりになるのです。
千切りキャベツをシャキシャキに仕上げる、切り方のコツ
お店のように仕上げるコツは、葉の扱い方と包丁の入れ方。そのポイントをご紹介します。
キャベツの千切り
キャベツの外側の葉を数枚はがします。
1の芯の部分を三角形に切り取ります。
2の葉を重ねて、端からくるくると巻いていきます。
【ポイント】葉脈と直角になるように切っていきます。
【ポイント】切ったキャベツが浸るくらいの冷水に1分ほどさらします。
完成
最後に
キャベツの千切りをシャキシャキにするコツは、葉脈と直角に包丁を入れることと、最後に冷水にさらすこと。水にさらすことで、よりシャキシャキ感が増しますが、長くひたし過ぎると水溶性のビタミンCなどの栄養が流れてしまうので、短時間ですませましょう。
キャベツの部位別調理法はこちら
キャベツの芯の調理法はこちら
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最終更新:2020. 06. 19
文:アーク・コミュニケーションズ
写真(撮影):清水亮一(アーク・コミュニケーションズ)
写真(撮影協力):吉田めぐみ
監修:カゴメ
参考文献:『新・野菜の便利帳 おいしい編』板木利隆監修(高橋書店)
キャベツの千切りがお店の仕上がりに!切り方と食感アップのコツ|カゴメ株式会社
ザルにキャベツがまとわりつかないので、洗い物もらくちんですよ。
また、カットして水切りした千切りキャベツは、水を含ませて軽く絞ったキッチンペーパーを使うことで、上手に保存ができます。
密閉容器の底に軽く絞ったキッチンペーパーを敷き、千切りキャベツを入れてさらに絞ったキッチンペーパーでキャベツを覆うようにかぶせます。
これにタッパーの蓋をしめて、冷蔵保存するだけで1週間後もシャキシャキっと食べることができます。
まとめ
最後に、内容をまとめます。
・千切りキャベツを水にさらす意味は、キャベツをシャキッとさせて美味しくするため
・水にさらすと、ビタミン類の栄養が水に溶けだしてしまうので1~2分でザルにあげる
・青臭いキャベツにはお酢やレモン汁を水にさらすときに足すと良い
・水切りは排水溝ネットに入れてサラダスピナーにかけると簡単
・保存は密閉容器に、濡らしたキッチンペーパーで包んで冷蔵庫に入れる
どれも簡単にできる方法なので、試してみると格段においしい千切りキャベツが食べられますよ!
公開日: 2018年5月22日
更新日: 2021年5月21日
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