3Dプリンターも活用されるGRヘリテージパーツ
トヨタ「2000GT」(写真:トヨタ自動車)
7月31日~8月2日に幕張メッセにて開催された「オートモビルカウンシル」でのトヨタ博物館のプレスカンファレンスで、トヨタ自動車の"GAZOO Racing Company"は往年の名車、トヨタ「2000GT」用の補修パーツを「GRヘリテージパーツ」として発売することを明らかにした。1月の東京オートサロンで発表された「A70/A80スープラ」用に続く第3弾ということになる。
まずは、GRヘリテージパーツについて説明しておこう。たいていの場合、クルマの補修部品は車両の生産・販売が終了して、一定期間が過ぎると廃版になる。販売終了となれば、その後はその車両自体の数が減少し、部品の需要も減るのだから当然だろう。
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トヨタが「旧車部品」復刻へ スープラきっかけで「愛車に乗り続ける」文化根付くか: J-Cast ニュース【全文表示】
04km/hで走行し続けて世界記録を樹立するなど、高い耐久性と動力性能を誇った日本のモータースポーツの歴史を語るうえで欠かせないクルマです。
生産された337台のうち、現在走行可能な状態の車両は100台ほどしかないとされており、海外からも人気が高く中古車市場でもめったに出ることはありません。
ビンテージカーオークションでは落札価格1億円がついたほどで、 幻のクルマと言われています。
供給される部品は
ファイナルギヤキット / © TOYOTA MOTOR CORPORATION. 奥:ギヤ、手前:シンクロハブ・スリーブ / © TOYOTA MOTOR CORPORATION. トヨタが「旧車部品」復刻へ スープラきっかけで「愛車に乗り続ける」文化根付くか: J-CAST ニュース【全文表示】. 部品名
現品番
旧品番
価格
ギヤ サブ アッセンブリ, 2ND
33033-62011
33033-62010
¥217, 800
ハブ アッセンブリ, シンクロナイザ, NO. 1
33360-77010
33360-62011
¥149, 600
ハブ アッセンブリ, シンクロナイザ, NO.
純正供給が終了した旧車のフロントガラス交換はどうなる?交換実績がある車種をご紹介 – Coolverre
車両の設計変更と補修用旧部品の供給体制確立
戦時中は改良・改善に手がまわらなかったため、戦後早速、1945(昭和20)年11月に新型トラックの設計にとりかかった。
1946年4月には試作に着手し、1947年3月からBM型トラックとして生産を開始した。設計変更とはいうものの、1942年3月に開発した4トン積みトラックKB型を手直しした程度であり、大幅な変更はできなかった。4トン積みBM型トラックの仕様は、表1-20のとおりであり、1951年7月まで2万6, 347台を生産した。
表1-20 4トン積みBM型トラックの仕様(1947年)
項目
内容
エンジン
B型(3, 386cc、82馬力)
ホイール・ベース
4, 000mm
全長
6, 421mm
全幅
2, 190mm
全高
2, 130mm
シャシー重量
1, 841kg
車両重量
2, 681kg
積載重量
4, 000kg
(出典)
「トヨタ自動車製造・計画車両一覧表」(1950年11月9日、技術部設計課)
設計変更後の補修用旧部品の円滑な供給については、航空機用エンジンの製造から業務を転換した愛知工業(旧・東海飛行機)が担うことになった。 1
Gr Heritage Parts(ヘリテージパーツ) | Gr | Toyota Gazoo Racing
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ウェザーストリップ、フロント(RSMS4#) ¥14, 000(税抜)
ブレーキマスターシリンダー(KE1#, UPKP3#) ¥35, 000(税抜)
ガスケット(5R)、オイルパン ¥1, 000(税抜)
ガスケット(3R&初期5R)、マニホールドガスケットセット ¥2, 000(税抜)
ガスケット(3R&初期5R)、オイルパン ¥1, 300(税抜)
ガスケット(3R&初期5R)、ヘッドカバー ¥2, 000(税抜)
フロントハブベアリング&オイルシールセット1 ¥6, 000(税抜)
クラッチホース(RT4#5#, RS4#) ¥2, 800(税抜)
ブレーキマスターシリンダー(RT55用, RT4#も流用可) ¥33, 000(税抜)
リアドラムシュー4 ¥6, 000(税抜)
リアドラムシュー3(KP61) ¥6, 000(税抜)
ウェザーストリップ、トランク(TARA4#セリカ、クーペ) ¥6, 000(税抜)
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ヘリテージカー部品の復刻で旧車のブランドの加速化をすすめるトヨタ | 事故車・廃車買取タイロッド
今回のニュースは、旧車オーナーにとって朗報です。
トヨタにはスープラや2000GTに限らず、製造廃止となったほかモデルのパーツの復刻にも尽力して欲しいところ。
国産自動車メーカーの技術力は、貴重なクルマの文化遺産を残すためにも重要となっているのです。
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多くの販売台数が達成された「人気車」のほうが維持がし易い傾向にあります。人気が保たれている=パーツを無暗に製造終了にはできないというケースもあるのです。また、売れた車両ならば中古車や廃車(部品取り)が多いので部品が見つかることも多いでしょう。 共有部品が多い車両も、他車種からの流用ができるのでオススメです。 改造車としての人気が高ければ、L型やRBのように「社外パーツに頼る」という選択肢も増えます。
国産旧車の場合、なにかと苦労する「部品確保」。やはり70年代より80年代のほうが維持はし易い傾向があります。80年代の車も「ネオクラシック」と呼ばれ、旧車の領域に入りつつあります。旧車とは呼ばれませんが1990年代に活躍した第2世代GT-Rなども、20年落ちの車両がかなりの数になりました。 日本車の場合、他国以上に部品供給の面で悩まされるケースが多いですが、それでも「加工・流用」「ワンオフ」で乗り切る必要があるでしょう。