\end{eqnarray}
$①-②$ を計算すると、$$x^2-(21-x)^2=17^2-10^2$$
この方程式を解くと、$x=15$ と求めることができる。
よって、$CH=21-15=6 (cm)$ であり、$△ACH$ は「 $3:4:5$ の直角三角形になる」ことに気づけば、$$3:4:5=6:AH:10$$
したがって、$$AH=8 (cm)$$
またまた余談ですが、新たな原始ピタゴラス数 $(15, 8, 17)$ が出てくるように問題を調整しました。
ピタゴラス数好きが過ぎました。
ウチダ 中学3年生時点では、この方法でしか解くことはできません。ただ、高校1年生で習う「ヘロンの公式」を学べば、$AH=x (cm)$ と置いても解くことができるようになります。
座標平面上の2点間の距離
問題. 三平方の定理応用(面積). $2$ 点 $A(1, -1)$、$B(5, 1)$ の間の距離を求めよ。
三平方の定理は、もちろん座標平面(空間でもOK)でも多大なる威力を発揮します…! ようは、図形に限らず関数の分野などにおいても、これから使い倒していくことが想像できますね。
ここでしっかり練習しておきましょう。
図のように点 $C(5, -1)$ をとると、$△BAC$ は直角三角形になる。
よって、$△BAC$ に三平方の定理(ピタゴラスの定理)を用いて、$AB^2=4^2+2^2=20$$
$AB>0$ より、$$AB=\sqrt{20}=2\sqrt{5}$$
直方体の対角線の長さ
問題. たてが $5 (cm)$、横が $7 (cm)$、高さが $4 (cm)$ である直方体の対角線の長さを求めよ。
さて、ここからは立体の話になります。
今まで 「たてと横」の $2$ 次元で考えてましたが、そこに「高さ」の要素が加わります。
しかし、$2$ 次元でも $3$ 次元でも、何次元になっても基本は変わりません。
しっかり学習していきます。
対角線 $AG$ の長さは、以下のように求めていく。
$△GEF$ において三平方の定理(ピタゴラスの定理)を使って、$$GE=\sqrt{7^2+4^2}=\sqrt{65}$$
$△AGE$ において三平方の定理(ピタゴラスの定理)を使って、 \begin{align}AG^2=(\sqrt{65})^2+5^2&=65+25\\&=90\end{align}
$AG>0$ より、$$AG=\sqrt{90}=3\sqrt{10}$$
ちなみに、これには公式があって、$$AG=\sqrt{5^2+7^2+4^2}=3\sqrt{10}$$
と一発で求めることができます。
まあただ、この公式だけ覚えても仕方ないので、最初は遠回りでも理解することが大切です。結局それが一番の近道ですから。
正四角錐の体積
問題.
三平方の定理応用(面積)
三平方の定理(応用問題) - YouTube
三平方の定理と円
そんでもって、直角三角形ってメチャクチャ出てきますよね。
つまり、三平方の定理(ピタゴラスの定理)はメチャクチャ使うということです。
これから、その応用問題パターンを $10$ 個厳選して解説していきますので、それを軸にいろんな問題が解けるようになっていただきたい、と思います。
三平方の定理(ピタゴラスの定理)の応用問題パターン10選
三平方の定理(ピタゴラスの定理)は、直角三角形において成り立つ定理です。
また、どんな定理だったかと言うと、$3$ 辺の長さについての定理でした。
以上を踏まえると、
直角三角形 「~の長さを求めよ。」
この $2$ つの文言が出てきたら、三平方の定理(ピタゴラスの定理)を使う可能性が極めて高い、
ということになりますね。
この基本を押さえながら、さっそく問題にとりかかっていきましょう。
長方形の対角線の長さ
問題. たての長さが $2 (cm)$、横の長さが $3 (cm)$ である長方形の対角線の長さ $l (cm)$ を求めよ。
長方形ということはすべての内角が直角ですし、対角線の長さを問われていますし…
もう三平方の定理(ピタゴラスの定理)を使うしかないですね!!! 【解答】
$△ABC$ は直角三角形なので、三平方の定理(ピタゴラスの定理)より、 \begin{align}l^2=2^2+3^2&=4+9\\&=13\end{align}
$l>0$ なので、$$l=\sqrt{13} (cm)$$
(解答終了)
この問題で基礎は押さえられましたね。
正三角形の高さと面積
問題. 三平方の定理と円. $1$ 辺の長さが $6 (cm)$ である正三角形の高さ $h (cm)$ と面積 $S (cm^2)$ を求めよ。
高さというのは、「頂点から底辺に下した垂線の長さ」のことでした。
垂線と言うことは…また直角三角形がどこかに現れそうですね! $△ABD$ は直角三角形なので、三平方の定理(ピタゴラスの定理)より、
$$3^2+h^2=6^2$$
この式を整理すると、$$h^2=36-9=27$$
$h>0$ なので、$$h=\sqrt{27}=3\sqrt{3} (cm)$$
また、三角形の面積 $S$ は、 \begin{align}S&=\frac{1}{2}×6×h\\&=3×3\sqrt{3}\\&=9\sqrt{3} (cm^2)\end{align}
となる。
この問題は、直角三角形の斜辺の長さを求める問題ではないから、移項する必要があることに注意しましょう。
また、三角形の面積については「 三角形の面積の求め方とは?sinやベクトルを用いる公式も解説!【小学生から高校生まで】 」の記事にて詳しく解説しております。
特別な直角三角形の3辺の比
問題.
三平方の定理 | 無料で使える中学学習プリント
三平方の定理の平面図形の応用問題です。 入試にもよく出題される問題をアップしていきます。 定期テスト対策、高校入試対策の問題として利用してください。 学習のポイント 今までの図形の知識が必要となる問題が多くなります。総合的な図形問題をたくさん解いて、解き方を身につけていきましょう。 三平方の定理基本 特別な三角形の辺の比 座標平面上の2点間の距離 面積を求める問題 三平方の定理と円 三平方の定理と相似 線分の長さをxと置いて方程式を作る 問題を解けるように練習してください。 練習問題をダウンロードする 画像をクリックするとPDFファイルをダウンロード出来ます。 *問題は追加する予定です。
三平方の定理の応用問題【中学3年数学】 - Youtube
塾講師や家庭教師の経験から、こういう教材があればいいなと思うものを作っています。自分で家庭学習出来るサイトを目指しています。
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