筆記試験は過去問が重要! 電気工事士の筆記試験に合格するための最も効率の良い勉強方法は、 過去問を分析して出題頻度の高い問題から覚えていくこと です! 電気工事士の過去問及び解答は以下の公式ページで閲覧することができます。 過去問自体は無料で閲覧できるのですが、自分でそれを分析するって大変ですよね。 以下の記事では、 筆記試験の出題傾向や得点しやすい分野などの攻略方法 をご紹介していますので併せてご覧ください! 技能試験は候補問題の練習量が合否のカギ! 技能試験は毎年 13 問の候補問題が公表され、そのうち 1 問が実際の試験に出題されます。 以下の公式ページで 2019 年度の技能試験候補問題が公表されています。 公表された候補問題 13 問すべてを速く正確に施工する技術を身に着けなければならず、その練習量が合否のカギとなります。 以下の記事では、 技能試験を受験する上で準備必須の参考書と工具や便利ツール などを紹介していますのでご覧ください! 当ブログオリジナルの候補問題 13 問分の複線図の書き方 も必見です! 合格に必要な勉強時間・練習時間 筆記試験に合格するための勉強時間は? 第二種電気工事士の筆記試験に合格するために必要な勉強時間は 20 時間 ~ 50 時間程度です。 平日毎日+週 2 回の休日は長めに勉強するとして、必要な勉強日数の目安は次の通りです。 勉強時間を 20 時間確保するための目安 ■ 2週間で合格を目指す場合 = 【平日 1 時間+休日 2. 5 時間】 → 1 週間に 10 時間 → 20/10 = 2 週間 ■ 1ヵ月で合格を目指す場合 = 【平日 0. 5 時間+休日 1. 5 時間】 → 1 週間に 5. 電気工事士 合格率 二種. 5 時間 → 50/11 = 4. 5 週間 = 約 1ヵ月 勉強時間を 50 時間確保するための目安 ■ 1ヵ月で合格を目指す場合 = 【平日 1 時間+休日 3 時間】 → 1 週間に 11 時間 → 50/11 = 4. 5 週間 = 約 1ヵ月 ■ 2ヵ月で合格を目指す場合 = 【平日 0. 5 時間+休日 2 時間】 → 1 週間に 6. 5 時間 → 50/6. 5 = 7. 7 週間 = 約 2ヵ月 技能試験に合格するための勉強時間 (練習回数) は? 技能試験に合格するためには、複線図の書き方をマスターした上で13問分の候補問題の施工の練習を行う必要があります。 複線図の書き方 候補問題 13 問分を 5 時間 ~ 10 時間 程度でマスターしましょう。 施工の練習 候補問題 13 問分をそれぞれ 3 回 ほど行うのが良いでしょう。 1 問あたり約 1 時間かかるとすれば、 約 40 時間 必要です。 以上のことから、複線図の書き方と施工スキルが合格レベルに達するには、 合計 約 50 時間 必要だと考えておくと良いでしょう。 ただし、技能試験の本番の試験時間は 40 分間ですので、その時間内に施工を完了させられるようにスキルを高めなければなりません。 上記で候補問題 1 問あたり約 1 時間かかると見積もったのは、準備や片付け、複線図の見直しなどの時間を考慮してのことです。 工具・器具・電線の準備がこれからの方にお勧め!
- 電気工事士 合格率 2種
- 電気工事士 合格率
- 電気工事士 合格率 二種
電気工事士 合格率 2種
ここからは、先ほどの想定と合致するような受験者像を具体的な実際の第二種電気工事士合格者と照らし合わせて勉強時間を紹介します。
現在、化学プラント工場での設備管理業務を行う工業高校卒後4年目の方は、新卒2年目に第二種電気工事士の試験にい合格しました。この方のやった対策はすでに電気に関する基礎理論や法規に関する知識はあったので、勉強に当たっての心理的なハードルは低かったようです。この方は第二種電気工事士の 下期はどうしても仕事が立て込む時期 に当たるので、勉強時間を確保できないだろうということでの上期受験でした。
行った勉強は過去問をひたすら5年分解き、 筆記試験試験開始の2カ月前から一日1. 5時間程度 平日に勉強を重ねたそうです。すると、受験票が届く試験の2週間前に今まで解けなかったを確認し、2週間前の勉強時間は一日2時間程度だったそうです。トータルの勉強時間は 59. 5時間程度 で第二種電気工事士筆記試験に合格したようです。
続く技能試験に関しては、上期の合格率がほぼ70%だったのを見て、甘くみていたようです。ですが、上期技能試験が開催される7月末の2週間前に候補問題を先輩等と共に対策しながら実習をしていたようです。その時の勉強時間はトータルで 10時間程度 だったようです。単位作業の基本等をしっかり押さえたうえで候補問題を解答していったことで対策は十全だったようです。
この方の第二種電気工事士の合格までの勉強時間はおおよそ 69. 受験者,合格者,合格率の推移|目指せ!第二種電気工事士 筆記試験. 5時間 であったようです。要因はやはり基本的な知識があること、電気に関する仕事についているので技能試験対策も上司に教わることができたことなどが挙げられます。
まとめ
以上のように、長年人気のある国家資格である「第二種電気工事士」の合格率を上期と下期、筆記試験と技能試験に分けて紹介してきました。同時に合格までに要する勉強時間を合格率から仮定し、具体的な合格までの勉強時間例を紹介しました。合格率に関しては確かな数値ですが、勉強時間は可変なもので、努力次第でいくらでも変わりうるものです。
電気工事士 合格率
第二種電気工事士の筆記試験・技能試験の試験科目について
筆記試験の試験科目と配点・問題構成
筆記試験では、4択のマークシート方式で回答します。 試験時間は120分 で行われ、全50問×一問2点=100点満点となります。大学受験された方ならご存知かもしれませんが、センター試験のように数学、国語など科目ごとに回答するわけではないので、集中力を維持することが大事な試験です。第二種電気工事士の筆記試験の試験科目の出題科目の構成は以下のようになっています。
試験科目と配点
第二種電気工事士筆記試験問題比率
この円グラフを見ると明らかですが、第二種電気工事士の筆記試験の問題構成は、 試験科目のうち約40%が配線図問題という構成 になっています。配点的に暗記で解ける問題が多い配線図問対策に勉強時間を割いたほうがいいかもしれません。一問当たりの配点が2点であるので、問題数が多い配線図問題は点の稼ぎどころかもしれません。
第二種電気工事士筆記試験の合格基準とは?
電気工事士 合格率 二種
19
41. 88
平成10年度
77, 054
24, 040
41, 465
53. 81
61, 735
32, 823
53. 17
33. 73
平成11年度
76, 720
26, 449
44, 676
58. 23
67, 215
22, 524
33. 51
22. 69
平成12年度
76, 219
36, 083
48, 371
63. 46
78, 944
39, 501
50. 04
36. 99
平成13年度
66, 924
28, 894
39, 132
58. 47
63, 447
41, 115
64. 80
45. 06
平成14年度
75, 160
20, 619
46, 370
61. 70
62, 501
35, 674
57. 08
39. 08
平成15年度
71, 882
24, 259
41, 287
57. 44
61, 228
35, 592
58. 13
38. 76
平成16年度
74, 517
22, 019
44, 740
60. 04
62, 074
34, 846
56. 14
37. 94
平成17年度
68, 849
22, 932
43, 990
63. 89
62, 336
28, 856
46. 29
平成18年度
68, 332
26, 814
38, 897
56. 92
62, 411
46, 486
74. 48
50. 61
平成19年度
73, 295
15, 064
42, 786
58. 38
55, 507
38, 078
68. 60
44. 27
平成20年度
79, 345
17, 267
43, 237
54. 49
57, 970
38, 768
66. 88
41. 21
平成21年度
94, 770
19, 276
63, 620
67. 13
79, 660
55, 793
70. 04
50. 35
平成22年度
98, 600
24, 605
58, 935
59. 第二種電気工事士 過去問 平成27年 上期 | 筆記試験をクイズ形式で出題!. 77
79, 789
54, 277
68. 03
45. 44
平成23年度上期
76, 277
17, 325
49, 609
65. 04
63, 437
43, 893
69. 19
48. 71
平成23年度下期
18, 798
2, 735
10, 370
55. 17
11, 858
8, 448
71.
入学試験や採用試験とは異なり、第二種電気工事士試験は合格人数が決まっているわけではありません。ある一定以上の基準を満たしていれば合格者が何人いようが合格なのです。
筆記試験の合格基準
第二種電気工事士における筆記試験の合格基準は 6割以上 (100点満点中60点以上)の正解率で合格です。年度によっては問題の難易度により合格基準が下がる場合もありますが、6割以上の正解率であれば合格点調整の有無にかかわらず"合格"なのです。
過去(2002年度~2020年度)の合格基準
2002年から2020年における第二種電気工事士 筆記試験の合格基準は 60点 です。(2014年下期のみ56点)
合格基準
割合(%)
年度
60点
96. 4
2002年〜2013年
2014年(下期)〜2020年
56点
3. 6
2014年(上期)
(注意)2011年より上期と下期の年2回試験を実施
技能試験の合格基準
技能試験は、採点の対象となる作品が完成していることを前提に採点が行われます。ですから、作品が未完成であれば不合格確定なのです。
過去(2017年度~2020年度)の合格基準
2017年度から2020年度における第二種電気工事士 技能試験の合否は、 「欠陥がないこと」 を基準に判定されています。
電気工事士 技能試験における欠陥の詳細(2017年度~2020年度)
第一種電気工事士試験の合格基準
「第二種電気工事士」に戻る