このYEAR関数を入力したA6番地を 選択 した状態で、数式バーを見ると、今回入力したYEAR関数の数式を確認することができます。
この数式は、「A2番地の「年」の部分だけを取り出してね」となっていることが分かります。
「月」の部分の数字だけ取り出すMONTH関数
今度はB6番地に、A2番地に入力されている日付の「月」の部分だけを取り出してみることにしましょう。
計算結果を表示させたいのはB6番地なので、B6番地を 選択 し、[関数の挿入]ボタンをクリックします。
関数を選択するダイアログボックスが表示されるので、先ほど同様、[関数の分類]は[日付/時刻]を選択します。
[関数名]は、「年」が「YEAR」だったので、お気付きの方も多いと思います! 今回は「月」を取り出したいので、[関数名]の一覧から「 MONTH 」を選択します。
この時、 「MONTH」の頭文字である「M」のところまで、一瞬でスクロールする技 を使うと便利です。
「MONTH」を選択したら、[OK]ボタンをクリックします。
MONTH関数の引数を指定するダイアログボックスが表示されます。
考え方は、先ほどのYEAR関数と全く同じなので、[シリアル値]の欄には、「月」を取り出したい日付データが入っているセルを指定します。
[シリアル値]欄に文字カーソルが入っている状態で、日付データが入っているA2をクリックで選択すれば、[シリアル値]欄に「A2」と指定することができます。
A2番地に入力されている日付データの「月」の部分の数字だけを表示させることができました! MONTH関数を入力したB6番地を 選択 した状態で数式バーを見ると、今回入力したMONTH関数の数式を確認することができます。
この数式は、「A2番地の「月」の部分だけを取り出してね」となっていることが分かります。
「日」の部分の数字だけ取り出すDAY関数
今度はC6番地に、A2番地に入力されている日付の「日」の部分だけを取り出してみることにしましょう。
計算結果を表示させたいのはC6番地なので、C6番地を 選択 し、[関数の挿入]ボタンをクリックします。
「年」が「YEAR」、「月」が「MONTH」。
というわけで、「日」を取り出すのは DAY関数 です。
「DAY」を選択し、[OK]ボタンをクリックします。
関数の引数を指定するダイアログボックスについては、説明するまでもありませんね。
YEAR関数・MONTH関数と同じように、[シリアル値]欄に、「日」の部分を取り出したい日付データが入っているセルを指定すればいいだけですヨ。
A2番地に入力されている日付データの「日」の部分の数字だけを表示させることができました!
- エクセル 年齢 生年月日 計算
エクセル 年齢 生年月日 計算
図のA2番地には、 日付が入力されています 。
こういった日付データから、年の部分の数字だけとか、月の部分の数字だけ、日の部分の数字だけがほしい!ということがあったりします。
これを人間様が見れば、年は「2020」で、月は「5」で、日は「19」だよって、瞬時に分かります。
ところがExcelさんは、パッと見だけで即答はしてくれません。
どうしてかというと、それはExcelさんの日付の管理の仕方が特別だから。
試しに、日付が入力されているA2番地を 選択 し、
[ホーム]タブ、
[数値]グループにある、
【Excel 2016】 [数値の書式]ボックスの[▼]をクリックし、
【Excel 2013・2007】 [表示形式]ボックスの[▼]をクリックし、
一覧から[標準]を選択すると、
さっきまで日付だったはずのデータが、数字になってしまったではありませんか!
DAY関数を入力したC6番地を 選択 した状態で数式バーを見ると、今回入力したDAY関数の数式を確認することができます。
この数式は、「A2番地の「日」の部分だけを取り出してね」となっていることが分かります。
関数だからこそ
現在、A6、B6、C6番地の各セルには、A2番地に入力されている日付データの、年・月・日のそれぞれを取り出すように、関数が設定されています。
ここで、A2番地のデータを「1985/1/31」に変更してみます。
入力後、確定の[Enter]キー をお忘れなく。
A6、B6、C6番地に設定されている各関数では、「A2番地から取り出してね」という設定になっているので、A2番地の日付を別の日付に修正しても、当然、その修正された日付から、年・月・日が取り出されます!